手先を使った遊び
手は第二の脳と言われるため、小さい頃から指先をしっかり使い刺激を入れ発達を促す
ことが必要です。保育園では、手先を使った遊びは色々工夫しています。その中でよくあ
るものは、ボタンはめや紐通しです。今は保育園のお昼寝の時間パジャマに着替える所は
少ないかもしれませんが、お昼寝時間にわざわざボタン付きのパジャマに着替え、その時
にボタンをはめる経験ができるようにしていました。遊びの中では、ボタンを使ったおも
ちゃを用意しています。細長いフェルトの端の片方がボタン、もう片方がボタンホールに
なっているものをどんどん繋げていきます。フェルトの形をお花にしたり、魚の形にした
りしてどんどん長くなるのを楽しみにできるようにします。2歳ぐらいの子にぴったりな
遊びです。
また、紐通しも手先を使うよいおもちゃです。紐に穴の空いたおもちゃを通していく単
純な遊びですが、右手で紐、左手におもちゃを持って上手に紐に通すには目で見て、手先
思い通りに動かす力が必要です。(目と手の協応)この遊びはどんどん長くしていくのが
面白いのですが、子どもたちは最後に必ずその紐を振り回すか犬の散歩のように連れて歩
くので、それが大丈夫な環境ならいいのですが、困るなら輪っかにしてネックレスにして
あげると喜びますよ。
家庭では紐の先端をセロテープなどで止めて通しやすくしたものにストローを細かく切
ったものやマカロニなどを通すのも楽しいかと思います。私は育児休暇中に絵本のはらぺ
こあおむしをモチーフにしてフェルトで紐通しを作って遊んでいました。ただの自己満足
ですが、我が子が自分の作ったおもちゃで遊んでいる姿を見るとほっこりした覚えがあり
ます。保護者の方は、今自分ができる範囲でお子さんとの時間を楽しんでもらえると嬉し
いです。子育てって振り返ればあっという間ですから。