よっちゃんママのおもちゃ箱

子どもの発達に合うおもちゃや与えたいおもちゃの紹介

郵便屋さんごっこ

 保育園では、お正月休みで年賀状に触れた経験をきっかけに、郵便屋さんごっこに取り組む事が多いです。郵便屋さんごっこって何をするのでしょうか?

 郵便屋さんごっことは、年長組が郵便屋さんになりきり保育園全体を巻き込んで遊ぶものです。年長組前にポストを設置し、保育園内で通用する郵便番号を伝えます。ポストはダンボールで手作りしたものですが、郵便局提供のものを使っていた時もあります。郵便番号は年長から赤ちゃんクラスまでと給食室、事務所宛に番号が決まっていました。

 保育園の子どもたち、先生たちがハガキに郵便番号とクラス名と友だちや自分の家族の名前を宛先に書き、ポストに出すと、年長組の子が消印に見立てたスタンプを押して各クラスに配達に行くのです。

 年長組にとっては役割を果たすいい経験となり、文字を読んで仕分けたり、配達時に挨拶をしたりと小学生になる前に身につけておきたい力を育てるいい機会です。

 年中組では、文字は書けなくもいいですが自分の名前や友だちの名前のひらがなに興味を持てるいいきっかけとなります。

 年少組ではハガキを書いてポストに出すところが楽しい経験となります。年少組以下は自分の書いたものが相手に届く所が認識できず、何故僕が書いたのに配達してもらえないんだ!と怒る事も多いです。そのため、わざと自分で自分に書いたり自分のお母さん宛にして、自分のところに戻ってくるよう工夫したりします。認識できないなら書かなくてもいいのでは、と思う方もいるかもしれませんが、こういう時期を経て認識する力が伸びていく子どもの成長過程を保護者に知ってもらうのも保育園の役割なので、取り組みます。

 

 今はスマホも普及してメール、LINEなど当たり前の時代ですがハガキという目に見えるものを友だちに送りたいという気持ちを大事にして遊びを続けています。