よっちゃんママのおもちゃ箱

子どもの発達に合うおもちゃや与えたいおもちゃの紹介

新年度が始まります

保育園は休みがないので、3月31日まで卒園した年長さんも預かる事もできますが、4月1日からは新年度なので、新しいクラス体制でスタートです。働く親にとってはありがたいけど、卒園式後も登園する子の中には混乱する子もいましたね。保育園側も新年度準備でバタバタしながらなので、この時期慌ただしいです。4日間かけて1クラスずつ子どもたちの荷物を次の学年の部屋へ移動していきました。春休みがあると区切りがついて準備できるけど、そうはいかない保育園…。

そして、4月1日進級式を迎え晴れて新担任がわかります。4月は保育士も子どもの状態を知るため探りながらの保育、子どもたちも新しい担任のやり方の様子を見ていますね。

入園式後は、新入園児の泣き声ラッシュ。この時期乳児クラスは目の回るような忙しさです。人手が足りないので、フリー保育士や園長先生もヘルプに駆け回ります。初めてお子さんを保育園に預ける保護者の方は、泣いている我が子を預けて職場に行く時、切なくなったり後ろ髪を引かれる思いを抱く方もいます。でも大丈夫。1ヶ月すると子どもたちが慣れてきて担任に抱かれ安心したり、好きなおもちゃを見つけ遊び始めます。お母さんが離れがたくしていると、その不安が伝染してお子さんも不安になるので、さっぱりと「いってきます」「お願いします」といって預けた方がいいですね。

中にはずっと泣いているお子さんもいますが、泣けるって事はそれまで育ててきた保護者の方が愛情をたっぷりかけていた証拠。新しい環境に戸惑いが強いんですね。その子はゆっくり信頼関係を築いていくようにしています。どうしても慣れない時はおうちのおもちゃを握りしめて心の支えにしている子もいます。いつもそこにあるおもちゃ又はお気に入りのタオル、好きなキャラクターなど、その子にとって安心できるものの存在は大きいです。

 お気に入りのおもちゃは子どもたちの居場所を作ります。最初は信頼できる人、次はおもちゃ、そして友だちへと子どもの世界は広がっていきます。これからの成長を楽しみにしていてくださいね。

マグフォーマー

 2歳児クラスからでも楽しめる、磁石でくっつくおもちゃが「マグフォーマー」です。

これは基本パーツを組み合わせて家やボールの形などが作れます。強力磁石なのでパチっとくっつく所が気持ちいいです。

 うちの子たちも遊んでいますが、ボールの形か、展開図で組み合わせて一気に持ち上げる塔の形がお気に入りです。

 これはタイヤパーツも発売されていますが、個人的には基本パーツを組み合わせて自分の頭で考えて、色々な形を作っていくのが学びになるかなと思います。

 ちなみに、作ったものを一気に壊すことも子どもたちにとっては楽しみの1つなので危険がない限りはやらせてあげるといいと思います。特に小さい子ほど壊す事が楽しいですね。

 

 

 

 

 

コマ

 


くるくる回る「コマ」は、子どもたちにとって魅力的です。

1歳ぐらいの子が楽しめるこまにスターコマというものがありこれは人気でした。お友だちの出産祝いにするのもいいかもしれません。

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2〜3歳だと木ゴマを回してあげたり、持ち手の所に色紙を入れて回すのも面白いです。

4歳ぐらいには糸引きごまや吹きごまなどが少し変わっていて楽しめます。

5〜6歳では自分で回す紐ごまに挑戦するのが面白くなってきますね。私は保育士になってからコマ回しができるようになりましたが…子どもたちは習得が早いです。左利きの子は紐の回し方が逆になるので気をつけてみてあげるといいです。

 

ただ、保育園でのこま遊びは人気が故に危険も多いです。しゃがんでコマをとろうとしたら、別の子がコマを回すところで顔に当たってしまったり、窓が近くにありそちらの方向にコマがとんでしまいガラスに当たるなどヒヤヒヤするので、これから保育士になる人たちにはコマ遊びは安全確保が大事だという事を覚えていてくださいね。

郵便屋さんごっこ

 保育園では、お正月休みで年賀状に触れた経験をきっかけに、郵便屋さんごっこに取り組む事が多いです。郵便屋さんごっこって何をするのでしょうか?

 郵便屋さんごっことは、年長組が郵便屋さんになりきり保育園全体を巻き込んで遊ぶものです。年長組前にポストを設置し、保育園内で通用する郵便番号を伝えます。ポストはダンボールで手作りしたものですが、郵便局提供のものを使っていた時もあります。郵便番号は年長から赤ちゃんクラスまでと給食室、事務所宛に番号が決まっていました。

 保育園の子どもたち、先生たちがハガキに郵便番号とクラス名と友だちや自分の家族の名前を宛先に書き、ポストに出すと、年長組の子が消印に見立てたスタンプを押して各クラスに配達に行くのです。

 年長組にとっては役割を果たすいい経験となり、文字を読んで仕分けたり、配達時に挨拶をしたりと小学生になる前に身につけておきたい力を育てるいい機会です。

 年中組では、文字は書けなくもいいですが自分の名前や友だちの名前のひらがなに興味を持てるいいきっかけとなります。

 年少組ではハガキを書いてポストに出すところが楽しい経験となります。年少組以下は自分の書いたものが相手に届く所が認識できず、何故僕が書いたのに配達してもらえないんだ!と怒る事も多いです。そのため、わざと自分で自分に書いたり自分のお母さん宛にして、自分のところに戻ってくるよう工夫したりします。認識できないなら書かなくてもいいのでは、と思う方もいるかもしれませんが、こういう時期を経て認識する力が伸びていく子どもの成長過程を保護者に知ってもらうのも保育園の役割なので、取り組みます。

 

 今はスマホも普及してメール、LINEなど当たり前の時代ですがハガキという目に見えるものを友だちに送りたいという気持ちを大事にして遊びを続けています。

高価なおもちゃは良いおもちゃ?

 遊具と発達について学んでなるほどと思ったことを覚え書きしておこうと思う。

「くるみの木のおたより」という冊子から抜粋した。

  高価なおもちゃはいいおもちゃなのか、背景として日本は質の良い遊具が少ない国だった上に日本独自の食品衛生検査により海外からよいおもちゃが入ってこない状態である。それ故に手作りが愛情と結びついている手作り信仰が根強い。

 そもそも遊具は何のためにいるのか、6つほど解説ありましたが私は2つピックアップしました。1. 子どもが楽しむため。本当にいいおもちゃは単なる刺激で子どもをその瞬間楽しませるものではなく、あそぶことで自分の力を感じる楽しみを与えてくれます2. 子どもの発達を助けるため。ボールを例にとると、目で追う、手を伸ばし取る力、投げたり転がす力加減、空間認識、一緒に大人や友だちと楽しむ経験など、いろいろな発達に働きかけるよう作られている。

 遊具のバリエーション、人形、車、容器、布、ブロックを考える。

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 手作りはダメではないが、運動遊具や棚は後に困るから避けた方がよい。でも、人形の布団や服、バリエーションが欲しい絵あわせカード、乳児クラスで重宝する押し箱は手作りがよいと書いてあった。

 

 

 これを受けて、日本の保育現場に良質なおもちゃの数が少ないことと手作りをすすめてくる現状にも納得する。まぁ結局、福祉に予算が少ないのが問題だけど、それがわかっているから、現場では先生たちが自腹で絵本を買って子どもたちに読み聞かせしたり、よいおもちゃを持ってきたりしていた。でもいいおもちゃが1つあっても沢山の子どもがいるクラスでは喧嘩になるだけで解決にならなくてモヤモヤしていたけど、何を選ぶとよいかは、遊具のバリエーションの項が参考になった。結局は情報を得て、高くても安くてもこれなら良いと思うモノを選んで行く事かな。子どもは成長するからその時々にあったおもちゃを選ぶといい。また、そのおもちゃで一緒に遊んだ経験が一番の思い出で、私にとってはそれが一番欲しいものなのかもしれない。と感じたお話。

 

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